イオンモール熊本の爆発事故で考える|大切な愛車を守るために知っておきたい車両保険
- 1 日前
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2026年7月28日、熊本県嘉島町の「イオンモール熊本」で大規模な爆発事故が発生しました。
報道によると、爆発によって建物の一部が崩落し、周辺にも破片が飛散するなど、大きな被害が発生しました。
現場にいた方からは、周辺道路にも破片が散らばり、駐車場に停められていた車にも影響が及んでいたことが伝えられています。
今回の事故を見て、
「もし買い物中に、自分の大切な車がこのような事故に巻き込まれたらどうなるのだろう?」
と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に旧車・スポーツカー・クラシックカー・プレミアムカーなど、大切に所有している車の場合、万が一大きな損害を受けてしまえば、修理や再購入に高額な費用が必要になる可能性があります。
そこで今回は、イオンモール熊本で発生した爆発事故をきっかけに、火災や爆発などによって愛車が被害を受けた場合、車両保険はどのように関係するのかを解説します。
この記事の結論
今回、最もお伝えしたいことは、
「自分にまったく落ち度がなくても、突然愛車を失ってしまう可能性がある」
ということです。
一般的な車両保険では、「火災・爆発」や「飛来中・落下中の他物との衝突」などが補償対象となる場合があります。
一方で、地震・噴火・津波によって生じた損害については、通常の車両保険では原則として補償されません。
したがって、今回のイオンモール熊本の事故についても、実際に車両保険から保険金が支払われるかどうかは、爆発の原因や損害との因果関係、加入している保険の契約内容などによって個別に判断されます。
「爆発事故だから必ず車両保険が使える」ということではありません。
だからこそ、車両保険は単に「付けている・付けていない」だけではなく、
「自分の車にどのような補償が付いているのか」
を事前に確認しておくことが重要です。
イオンモール熊本で発生した爆発事故
2026年7月28日、熊本県嘉島町のイオンモール熊本で大規模な爆発事故が発生しました。
報道では、建物の一部が崩落し、周辺に破片が飛散するなど、大きな被害が確認されています。
その後の調査では「LPガス爆発である可能性が高い」とされていますが、ガス漏れや着火の詳しい原因などについては、記事執筆時点で調査が続いています。
今回のような事故で考えていただきたいのが、
「もし駐車場に停めていたのが自分の愛車だったら?」
ということです。
買い物をしているだけ。
きちんと駐車場に車を停めているだけ。
自分自身には何の落ち度もない。
それでも、突然発生した事故によって愛車が大きな損害を受けてしまう可能性があります。
車両保険に加入していなかった場合はどうなる?
まず、車両保険に加入していないケースを考えてみましょう。
たとえば突然の爆発によって、
ボディが大きく損傷した
窓ガラスが割れた
飛んできた破片によって車が損傷した
火災によって車が焼損した
修理できないほど大きな損害を受けた
といったことが起きたとします。
車両保険を契約していなければ、自分の自動車保険から車そのものの損害に対する車両保険金を受け取ることはできません。
もちろん、事故の原因や責任関係によっては、事故の原因となった第三者等へ損害賠償を請求できる可能性もあります。
しかし、
「誰かに責任がある=すぐに全額補償してもらえる」
とは限りません。
責任の所在、過失、因果関係などについて調査や確認が必要になる場合もあります。
そのため、自分に責任のない事故だからといって、必ず自分の車の損害がすぐに解決するとは限らないのです。
車両保険に加入していた場合は?
一般的な車両保険では、
「火災・爆発」
によって契約車両に生じた損害が補償対象となる場合があります。
また、
「飛来中・落下中の他物との衝突」
による損害についても、補償対象となる場合があります。
たとえば、爆発そのものによって車が損傷した場合や、爆発によって飛んできた物が車に衝突した場合などです。
実際に保険金の支払対象となる場合には、契約している車両保険金額や損害額、免責金額(自己負担額)、契約条件などに基づいて保険金が算定されます。
修理可能な損害であれば修理費用を基準として保険金が支払われる場合があり、修理できない場合や修理費が車両保険金額以上となる場合などは「全損」として取り扱われる場合があります。
※実際の支払可否・支払額については、事故状況および契約内容等によって異なります。
ただし今回の事故には非常に重要な注意点があります
今回の記事で特に注意していただきたいポイントです。
イオンモール熊本の爆発事故は、熊本地震の発生後に起きています。
通常の車両保険では火災や爆発による損害が補償対象となる場合がありますが、地震・噴火またはこれらによる津波によって生じた損害については、原則として通常の車両保険の補償対象外です。
つまり、
「爆発したから車両保険で必ず補償される」
と単純に判断することはできません。
事故の原因が何だったのか。
車の損害が何によって発生したのか。
地震と爆発、そして車両の損害にどのような因果関係があるのか。
こうした点を踏まえ、最終的には保険会社が契約内容・事故状況等を確認したうえで判断することになります。
今回のイオンモール熊本の事故についても、原因の詳細については現在も調査が続いています。
そのため、個別の車両について「車両保険で補償される・されない」と現時点で一律に断定することはできません。
地震による車の損害には別の備えもあります
一般的な車両保険では、地震・噴火・津波による損害は原則として補償されません。
保険会社や契約内容によっては、これらのリスクに備えるための特約が用意されている場合があります。
たとえば東京海上日動では、一定の条件を満たす契約について、
「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」
があります。
地震・噴火またはこれらによる津波によって契約車両が特約所定の「全損」となった場合、一定の一時金が支払われる特約です。
ただし、通常の車両保険と同額の車両保険金が支払われる仕組みではなく、加入条件や「全損」の定義なども通常の車両保険とは異なります。
そのため、詳細については契約している保険会社・代理店へ確認することが重要です。
旧車・スポーツカー・プレミアムカーでは特に注意
私たちが特に注意していただきたいと考えているのが、
旧車・クラシックカー・スポーツカー・プレミアムカー
を所有されている方です。
こうした車は、年式だけを見れば古い車であっても、中古車市場では高額で取引されているケースがあります。
たとえば現在500万円、800万円、1,000万円以上で流通している車であっても、
現在加入している車両保険金額が、その車の現在の市場価格と合っているとは限りません。
ここが非常に重要です。
「車両保険に入っているから安心」とは限りません
たとえば現在の市場価格が800万円程度の車に乗っているとします。
しかし、契約している車両保険金額が300万円だった場合。
万が一大きな事故によって全損となった際に、
「800万円の車だから800万円受け取れる」
というわけではありません。
車両保険では契約時に設定された車両保険金額などが重要になります。
つまり確認していただきたいのは、
①車両保険に加入しているか
だけではありません。
②どのような事故が補償される契約なのか
そして、
③現在の愛車の価値に対して適切な車両保険金額になっているか
ここまで確認しておくことが重要です。
大切な車ほど「何も起きていないとき」に確認してください
事故は事前に予測できません。
今回のように商業施設の駐車場へ普通に車を停めているだけでも、思いもよらない事故に巻き込まれる可能性があります。
事故が起きてから、
「車両保険を付けておけばよかった」
「もっと車両保険金額を確認しておけばよかった」
と思っても、その事故について後から契約内容を変更することはできません。
だからこそ、大切な車を所有されている方には、事故が起きていない今のうちに、
現在の自動車保険の内容を一度確認していただきたい
と思います。
今一度、ご自身の車両保険をご確認ください
今回のイオンモール熊本の爆発事故は、普段何気なく利用している駐車場でも、想定していなかった事故によって車が被害を受ける可能性があることを改めて考えるきっかけとなりました。
車両保険は、自分が運転を誤って事故を起こしたときだけのものではありません。
火災・爆発、飛来物・落下物、台風・洪水、盗難など、契約内容によってさまざまな事故に備えることができます。
一方、地震・噴火・津波など、通常の車両保険では補償されない事故もあります。
だからこそ、
「車両保険に入っているから大丈夫」ではなく、「自分の車がどんな事故まで補償される契約なのか」を確認することが大切です。
そして旧車・クラシックカー・スポーツカー・プレミアムカーの場合には、もう一つ重要なポイントがあります。
それが、
「現在の市場価値に見合った車両保険金額になっているか」
という点です。
大切な愛車を守るためにも、現在加入されている自動車保険の内容を、一度確認してみてはいかがでしょうか。
車両保険についてお悩みの方へ
「古い車なので十分な車両保険を付けられなかった」
「購入価格に近い車両保険金額を設定したい」
「現在加入している車両保険金額が適切なのか分からない」
「更新時に車両保険金額を下げる案内を受けた」
このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
車種・年式・型式・現在の市場価格などを確認したうえで、契約可能な車両保険金額について個別に確認いたします。

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この記事を書いた人
小原 拓馬
旧車・プレミアムカー保険担当
年間約300件のご相談に対応。
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※車両保険の引受可否および設定可能な保険金額は、車種・年式・車両状態・市場価格・保険会社の引受基準等によって異なります。ご希望の金額で必ず契約できることをお約束するものではありません。
※本記事は車両保険に関する一般的な情報提供を目的としたものです。実際の補償内容・保険金のお支払い可否については、ご契約の保険会社・保険商品・特約・事故原因・事故状況等によって異なります。詳細は保険証券・約款等をご確認いただくか、取扱代理店または保険会社へお問い合わせください。







